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写真1:20K
撮影:奥田真理子(以下の写真も同じ)

 平成10年9月9日、映画「がんばっていきまっしょい」の音楽を担当されたリーチェさんと Penguinsこと竹田 元さんにお話をうかがうことが出来ました。

松山について:4K
写真2:8K [FM愛媛にて] −松山に来たのは何回目ですか?

(Lee-tzsche)
 2回目かな。
(竹田)
 僕は、昔ツアー人生やってたんで、年に一度は全国を回ってますので(松山にも)結構数え切れないぐらい来てます。

−松山の印象はどうですか?

(Lee-tzsche)
 来るたびに新しい面が見えて、面白いなと思ってます。 これも何かの縁だと思います。


映画音楽について:4K
写真3:13K −「がんばっていきまっしょい」の主題歌を唄うきっかけは?

(竹田)
 まずテーマソングにしていただいている「オギヨディオラ」はもともと この映画とは関係なく、3年ぐらい前に出来上がってた ものでして、韓国語バージョンで最初は歌っていました。 ライブとかでも必ずメニューに入っているような曲だったんです。
 で、ある時NHKのBSで3曲ほど歌うという番組に出演したときにもやっぱり「オギヨディオラ」を歌いまして、 その時たまたまこの映画のプロデューサーが番組を見てくださいました。
 この映画の企画が動き出していた時だと思うんですが、タイミングよく聞いて 気に入っていただきまして、全然何も根回しとか関係なかったんですが、向こうから ぜひ主題歌に、というお話をいただいて・・・。ここからすべてが はじまったんです。

−もともとは韓国語だったものを英語に変えたのにはなにか理由があるんですか?

(Lee-tzsche)  簡単にいうと、この映画の雰囲気を高めるためです。

−映画音楽にチャレンジしたのは今回が初めてなんですか?

(Lee-tzsche)  こういった形で結果が出たのは初めてです。いろいろ試してみたりはしていたんですが。

写真4:8K [FM愛媛にて] −映画音楽を作っていく上で難しかった点や気をつけていた点はありますか?

(Lee-tzsche)
 私と竹田さんの音楽っていうのは多彩な面を持ってまして、その中でも一番純粋な部分を 出せるようにという点に気をつかいました。

−映画の中で音楽がほんとうにうまく使われていましたが、選曲やタイミングとかはどなたが決められたんですか?

(竹田)
 若干私たちの意見もあったんですが、最終的には監督さんとの話し合いの中で、 完成に近いビデオを見ながら決めていきました。

−その話し合いの中にはリーチェさんも入られてたんですか?

(竹田)
 そうですね、入っているときもあるし、 場合によっては僕だけが立ち会ったりっていうのもありました。

−サウンドトラック盤の中の曲は、実際にロケ地をご覧になった上で作ったのですか、それとも頭の中のイメージから作られたものなんですか?

(Lee-tzsche)
 実はそれのミックスですよね。たとえば「オギヨディオラ」っていう曲は3年前に作った曲だし、 現場に行って見ながら作った曲もあるし、いろんな場合がありました。 「Desert」とかも3年前の曲です。

写真5:11K
[ChaChaLoveWooにて]

−ロケ地にはどのくらいの期間滞在されたんですか?

(竹田)
 ほんの2泊3日とかそれぐらいのものだったんですけど。

−そんなに短期間で雰囲気っていうのはわかりましたか?

(Lee-tzsche)
 ロケの雰囲気も大事なんですけど、映画っていうのは、やっぱり監督の目で 撮った作品じゃないですか。映画の中で何を語りたいかっていう点を すごく大事にしたいと思いました。


オギヨディオラについて:4K
写真6:9K [FM愛媛にて] −「オギヨディオラ」はどんなきっかけで生まれた曲なんですか?

(Lee-tzsche)
 25歳ぐらいの時だったんですけど、いろいろ落ち込んだりしていたときに、 自分自身に希望がほしいなあと思って、その気持ちを曲にしてみたんです。 最初は落書きを書いていたんですよ。まず絵を描いてみてそれを音楽にしてみたんです。

−この曲で伝えたい事は?

(Lee-tzsche)
 言い方が変かもしれませんが、この曲は自分自身のための曲だったんですね。 何かを乗り越えたっていう安心感っていうか、 もう大丈夫だ!っていうのを自分に言い聞かせるような感じです。


ペンギンズについて:4K
−竹田さんと一緒にお仕事をするきっかけは?

(Lee-tzsche)
 熊本に住んでいる、ジャーナリストの方がたまたま韓国に取材で来られてて、 知り合いになって、熊本に遊びに行ったんです。行ったら楽しくて・・・。 その方がライブを開いてくれたんですが、そこで私はすごく感動したんです。
 韓国ではアイドルとしてしか見られないのに、 違う国で私の音楽を聴いてくれている人々がいるっていうのが良いなと思ったんです。 で活動しているうちに竹田さんと出会って、いろいろと話をしてみると、勉強になりそうな気がすると思いまして・・・。

写真7:11K

−どれくらいのお付き合いになるんですか?

(竹田)
 もう足掛け5年目ぐらいに入っていますね。

−けんかしたりすることはありますか?

(Lee-tzsche)
 けんかしないように・・・。
(竹田)
 お互いバランスを考えて。(笑)
(Lee-tzsche)
 趣味も全然違うんです。わたしはクラブに行っておどったりするのが好きなんですけど 竹田さんの趣味でお店に行くと・・・う〜ん。(と言いながら頭をぼりぼり)


松山について:4K
写真8:11K
[FM愛媛にて]
−日本でのコンサートの予定は?

(Lee-tzsche)
 これから機会があればどんどんやっていきたいですね。
(竹田)
今までも東京で何度か、あと大阪、福岡あたりでも開いたことがあります。

−ぜひ松山でもやっていただきたいんですけど。

(竹田)
 そうですね、機会があれば是非!

−今後はどういった形で活動していかれるご予定でしょうか?

(Lee-tzsche)
 私は活動とか仕事とかいうのではなく、このままクリエイティブなことを自分なりに 絵でも音楽でもやっていきたいと思っているんですね。その中でも音楽はPenguinsと いっしょに、やっていきたい。アジア人としてのアイデンティティを持ちながら、 その上にインターナショナルな感覚を盛り込めたらと思っています。

 "Penguins"っていうのは、音楽に対する姿勢なんですね。実はあとからついた意味なんですけど(笑)。 最初はユニットの名前を何にしようと思って辞書をぱっとあけたページに"ペンギン"ってあったんで。
 竹田さんはビートルズがすごく好きなんです。 で、“ふたりビートルズ”になってみようっていう話になったんですけど、 音楽に対する気持ちも"Pengiuins"には込められています。
 ビートルズってペンギンに似てるって思いませんか?出身がどことかいうのではなくて、 丁寧に音楽に取り組んでいたっていうところから、たくさんの人に受け止められたんでは、 って、自分では思っているんですけど。

−"Penguins"っていうと数名いるみたいなんですけど。

(竹田)
 実質は今のところはリーチェと2人だけです。今後増える予定はあるんですけど。

−年間を通して韓国、日本、アメリカそれとロンドンですか、どれくらいの割合で滞在してるんですか?

(Lee-tzsche)
 ほとんどの期間は韓国にいます。

写真9:13K [DUKEにて]
実家の方で父と母といっしょに生活しているんです。 その時その時で、別にプランニングをして動いていく性分でもないんです。今はソウルをベースに動いてて、 必要があれば東京に来て日本の中を回ったり、曲を作りたいなあと思えばロンドンに行ったり。 またこれからはどうなるかはわからないです。

−では最後に「がんばっていきまっしょい」をご覧になった感想と、これから映画を観る方へのメッセージを。

(Lee-tzsche)
 これからも映画のサウンドトラックを手がけてみたいなと思っています。 映像と音楽では表現方法が違うじゃないですか。でもそれがいっしょになるとまた新たな変化やお互いに学ぶところがあって、 いい面があるんだなと思いました。「がんばっていきまっしょい」は純粋な映画で、 (私自身は)とっくに学校を卒業しているんですけど、 (映画を観ると)昔を振り返って考えられるような映画でした。
(竹田)
 シンプルで純粋で、久方ぶりのテンポ感のフィルムだなと思います。 洋画にしても邦画にしても、音楽がずーっと鳴っているフィルムが多すぎるっていうのが、 監督さんの意見なんです。だからこの映画ではできるだけ音楽を我慢したかったというのが基本にあって、 その上で今回手伝わせてもらったんです。
 確かに出来上がってみて、いろんな方からの感想で「よく本当にシーンに合っている音楽だ」とか言っていただく度に、 監督のポリシーというか方針が正解だったんだな、と。 そういうところも少し気に留めて観ていただければなと思います。



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