「1966年 横浜・本牧ゴールデンカップ 」写真展 |
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1960年代、ベトナム戦争が激化。基地エリアを持つ横浜・本牧には、夜になると米兵と彼らに群がる女たちで溢れかえっていた。本牧の若者たちはベトナム戦争の狂乱とは裏腹に、音楽やファッションなど身近に体験できたアメリカ文化を物凄い速さで吸収していった。やがて数多くのクラブやバーが立ち並ぶ中、1966年、活況のクラブ<本牧ゴールデンカップ>のレギュラーバンドとして活躍したのがザ・ゴールデン・カップスだった。抜群の音楽センスで最新のR&Bを演奏し瞬く間に世間の注目を浴び、店内は連日のように満杯となり入りきれない客が店先に膨れ上がった。この様子が1967年に発行されたアサヒグラフの巻頭特集「箱詰めの若い野生―ハマ・ビートの群れー」に掲載された。カメラマンの名は倉持承功、当時24歳。取材期間は66年11月から4ヶ月間、ザ・ゴールデン・カップスが初ステージを踏んだのが同年12月3日であり奇跡的なタイミングで取材は行われた。今回、その写真の中から倉持氏自ら厳選した二十数点が38年の月日を経て陽の目を見ることになった。60年代を生きた熱く荒々しい若者たちの姿を是非この機会にご覧下さい。 |
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