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周防正行監督作品「それでもボクはやってない」における痴漢犯罪の描き方について

この度、弊社におきまして、周防正行監督による「それでもボクはやってない」という映画を製作しております。この作品は、痴漢冤罪事件を題材として、日本の裁判制度のあり方を描くものです。

この作品では痴漢という犯罪を取り上げておりますが、痴漢は憎むべき犯罪行為です。多くの女性が痴漢犯罪に傷つき苦しめられており、そのような犯罪行為を許すことは出来ません。また痴漢被害者と同様、痴漢冤罪被害者も傷つき苦しんでおります。これもまた痴漢という犯罪が生み出した被害であり、そのそもそもの原因たる痴漢犯罪こそ撲滅されるべきだと考えます。

司法改革の一環である裁判員制度の導入が目前に迫っており、そこでは我々自身が裁判へ参加することが求められます。そうしたなか、日本の裁判制度の現状を如実に描いたこの作品が、裁判に対する問題意識を高める一助になればと願っております。

アルタミラピクチャーズ