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ALTAMIRA PICTURES

“アルタミラピクチャーズ”という社名のアルタミラは世界遺産にも登録されているスペインのアルタミラ洞窟壁画からその名を取りました。1878 年、この土地の領主であり考古学者のマルセリノ・デ・サウトゥラが5歳の娘マリアとともに洞窟に入り、壁に描かれた野牛などの画を偶然発見したことがその後、考古学的にも芸術的にも歴史的な発見となったのです。

洞窟という暗闇で壁に蝋燭の光をあて、野牛を照らし出した時のマリアの驚きと感動は現代の私たちにも容易に想像できます。カメラや映写機が無くとも、旧石器時代の人のイメージが岩盤の凹凸を活かして立体的に描かれた躍動感に溢れた野牛に投影されているからです。このことは映画館という暗闇で映画を観て感動する体験と重なるのではないでしょうか。

二人のプロデューサー、桝井省志・小形雄二と二人の映画監督、磯村一路・周防正行が初めて映画館に足を踏み入れた時の感動をずっと心に秘めて、人々にいつも新しいイメージ《感動》をもたらす映画を提供することを目指して設立したのがアルタミラピクチャーズという映画製作会社なのです。

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