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監督助手 板庇竜彦 「いたびー...」とスタッフから何度も呼ばれ、ちょこまかと本当に忙しそうである。おそらく、この映画撮影期間中に万歩計をスタッフ全員が付けていたなら、彼のそれが一番大きな数字を記録したであろう。
そのため、撮影が終わると別人のように厳しさの消えた明るい人であることがわかった。
堀川慎太郎 堀川さんがいないと、映画撮影は始まらないし、終わりもしない。その理由は簡単だ。彼が「カチンコ」を支配しているから。しかし、彼のカチンコは実にいい音を鳴らす。しかも、動きも軽快そのもの。「さわやか好青年」という感じであった。(...ホントのところは知らないけどネ...)
撮影 相馬健司 「映画とはまじめな人間にしかできない」ことは彼をみていると良く分かる。カメラのレンズをのぞく顔に緩んだところは少しもない。撮影監督の長田さんも、それ故、彼を信頼しきっていた感じがした。個人的には相馬さんの「もみ上げ」が長いのが素敵だと思う。
(...関係ないけど...)
撮影助手 後藤友輝 映画撮影において「仕事が多い」のは、撮影助手さんなんだな..と実感した。カメラの設置、レール敷、移動(搬入・搬出)など大変だ。だから、後藤さんも、仕事中は無駄口をたたく暇などもちろんない。「差し入れ」を一番に持っていきたいタイプの職人だ。
松木亜咲子 後藤さんと同じく、「映画という華やかな中、地味で大変な仕事」をコツコツと根気良くこなしていた松木さんで、最も印象深かったのはカメラレンズを丁寧に拭き取る姿!大切に扱ってましたね。若いのに、随分しっかりした「映画マン(ウーマン)」でした。
撮影効果 露木聡 最初見たときは、「俳優さん」かと思ったくらい、格好いい!キムタクと反町を足して2で割ったような感じでした。...しかも!力強ーいんですね。彼は。映画撮影の大きな機材のほとんどは、彼が担いでました。白いTシャツに白い歯、そして白い軍手が良く似合う、ちょっぴりはにかみやの露木さんでした。
照明助手 関輝久 照明機材ってものは、大きいのが難点だと思われるのだが、関さんにかかると、サッサッサと設置され、あっというまに、「ハイ、本番準備OKです!」となる。レフ板など、彼の手足のように、思いどおり動く。...しかし、唯一ダメだったのは、太陽を隠す、雲。これにはお手上げの関さんなのでした。
録音助手 石貝洋 (残念ながらお会いすることができなかった)
鴇田満男 録音助手の仕事は大変だ。雑音が入らないように最新の注意を払わないといけない。夏の暑い日にはセミの鳴声に、夏から秋にかけては鈴虫などの鳴声に神経質に耳を澄ます。
だから撮影中はおおはりきり、休みのときには...それは、知らない...。
古谷正志 鴇田さん同様、古谷さんも録音助手だ。マイクを持ってカメラの追う出演者を見つめていても、耳だけは音を追っている。(いい調子で撮れてるぞお...)って時も雑音が入って(アアー!)と天を見上げる古谷さんを僕は何度もみた。あれだけマイクを持ってたら、腕がさぞかしだるくなるんだろうな。お疲れ様です。

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