2001年8月20日@東宝本社8F試写室

 

ぴあ主催ということで「ぴあ」誌上で告知され、その招待を受け映画を見終わった40組80名のシアワセなファンのみなさんと、矢口史靖監督をはじめ、主演の玉木宏さん、金子貴俊さんの間で繰り広げられたティーチイン!見る側の感想と作る側の意見が、楽しくもアツい『トークセッション』を展開していました。その模様は「ぴあ」9/10日号(9月3日発売)でも報告されていましたが、ここでは、できるだけ重複しないようにエッセンスを編集してお届けします。
 
●「ウォーターボーイズ」試写会トークイベント
8.20.MON/【開場】18:30【上映】19:00【トークショー】20:30-21:30
 
【トークショー】
司会:襟川クロ/ゲスト:矢口史靖監督×玉木宏×金子貴俊
 
観客A:僕はこの映画の元となった県立川越高校のOBなんですが、監督は何で男子シンクロを知ったのですか
監督:最初は一昨年の「ニュースステーション」です。その後すっかり忘れてたんですが、この映画制作のアルタミラピクチャーズのプロデューサーから「ニュースステーション」のビデオテープを渡されて「これの映画をやらないか」と言われ、迷わず二つ返事してしまいました。
 
観客B:とても楽しく見させていただきました。ラストシーンはとっても嬉しそうで印象的だったのですが、あれは演技ですか?これは撮影の最後の日ですか?
監督:シンクロシーンはクランクインしてすぐに撮りました。
玉木:シンクロの演技を全部撮り終えて、最後に撮ったのがあのフィナーレのところだったので、すごい充実感が有りました。
金子君:早乙女は泣き虫だからラストシーンは泣けと監督に言われてたんで、自分と戦ってました。1ヶ月の合宿で頑張ってきて、あぁこれでシンクロも終わっちゃうんだと思いました。1日6時間水泳練習してプラスダンスの練習して、映画の撮影ではないと思いました。水泳部の合宿だと思いました。
 
クロ:何か生活スタイルのきまりとかは有ったんですか?
玉木君:ありましたよ。未成年と成年がいたんで未成年は煙草吸っちゃいけないとか。
クロ:二人年いくつ?
玉木:俺は21です
金子:僕は23です。
観客席:え−!!!!
監督:ボーイズは高校生役をしていますが、年バラバラで下は16から上は26まで年齢差があって、最初はギクシャクしてました。
玉木:合宿があったから仲良くなりました。
金子:合宿の初日に玉木君の隣に布団が敷かれてて、こんなところから役作りが始まっているのかと思いました。
 
観客C:男同士のハグは抵抗無かったですか
金子:プール寒いから肌温めあったりとか日焼け止め塗りあったり、不思議な絆ができました。
監督:あれだけきつい練習を全員こなして同じ辛さを経験してると、言葉を超えて共感しちゃうんでしょうね。
 
観客D:玉木君の頭は何でアフロなんですか?
監督:単に燃えやすいようにアフロにしました。アフロの後、坊主に変わってしまう役なので観客が途中で誰だかわからなくならないように、目印として左側にホクロをつけました。
 
観客E:日焼けしましたか
監督:日焼け止めや美白用ビタミン剤などしましたが、最初の合宿で真っ黒に焼けてしまい、「シンクロやろう」のシーンで既に黒いです。
 
観客F:男の人のシンクロが、これから映画をきっかけにオリンピックになったりするんじゃないでしょうか。
金子:僕は、いまだにシンクロ続けてます。ボーイズの中では3人続けているんですが、オリンピック種目になった暁には、映画「クール・ランニング」(93)のように日本代表メンバーになれるのではないかなと狙ってます。
 
クロ:撮影は楽しかったですか
監督:竹中さんはドラマの頃から出てもらっていますが、みんなを笑わかすのが生き甲斐なんです。本番中も、アドリブや妙な動きで笑いを獲ろうとして、共演者やボーイズは笑いを堪えるのに必死でした。また出てもらいたい役者さんの一人です。
 
監督:今日は有難うございました。ぜひ友達100人連れて公開後も見て下さい。
 
◆企画主催の「ぴあ」より一言
「ぴあ」は邦画を応援してます。
邦画を見に行く回数を増やしてほしいのです。みなさんで邦画の輪を広げてください。
 
【敬称略/内容一部抜粋】
協力=ぴあ編集部
 
 
 
 
製作 フジテレビジョン・アルタミラピクチャーズ・東宝・電通
監督/脚本 矢口史靖

(C)2001フジテレビジョン/アルタミラピクチャーズ/東宝/電通