桝井省志プロデューサーが審査委員長を務める
新藤兼人賞2011、SARVH(サーブ)賞2011の受賞者が、
2011年12月2日に東京會舘ゴールドルームにて発表されました。

新藤兼人賞とは日本映画の独立プロ54社によって組織される
日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが
「この監督と組んで仕事をしてみたい」
「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点から
その年度で最も優れた新人監督を選ぶ賞です。

新藤兼人賞2011・金賞「死にゆく妻との旅路」を監督した
塙幸成氏に決まりました。
審査委員長の桝井省志プロデューサーは「落ち着いた丁寧な演出」であり、
「このような社会性のある企画は、映画のテーマとして重要でありますが、
商業映画として実現することの難しさを乗り越え
秀作を作り上げたスタッフ、キャストに改めて敬意を表します」と
コメントを残されました。
また「モテキ」の大根仁監督、「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣監督、
ドキュメンタリー作品では「沈黙の春を生きて」の坂田雅子監督、
「ピュ〜ぴる」の松永大司監督の今後の活躍に期待とのコメントを残されました。

新藤兼人賞2011・銀賞
「エクレール・お菓子放浪記」を監督した
近藤明男氏に決まりました。
審査員の山上徹二郎プロデューサーは「おそらく潤沢ではない製作予算だったから
こその思い切った演出的飛躍があり、それがこの作品の意外性を保証していると
思う」とのコメントを残されました。

そして、その年度において優秀な作品の完成に大きな貢献を果たした
プロデューサーまたは企画者を「年間最優秀プロデューサー(作品貢献者)」
として顕彰するSARVH賞は新藤兼人監督作品「一枚のハガキ」
製作・プロデュースを担当された新藤次郎氏に、
審査員の全員一致で決まりました。