2013年4月24日、【終の信託】【草刈民代最後のジゼル】ブルーレイ・DVD発売記念トークショー&サイン会が、山野楽器銀座本店と蔦屋代官山にて開催されました。



この日は、午前中からあいにくの雨模様でしたが、山野楽器さんでは、イベントスペースにお客様とマスコミの人達が詰めかけ、周防監督、草刈さんのお二人が、それぞれ二本の映画について、撮影当時などを振り返りトークしました。

周防監督「(草刈さんがジゼルを)踊っていた頃からあっという間に時が過ぎた感じもするし、ついこの前のような気もします。終の信託を撮っていた時は、芝居を見て何度もどうやって撮ったら良いものになるのか悩んだ。映画監督になって初めて一睡も出来なかった日がありました」

草刈さん「最後の日のジゼルを映像に残してもらえて、私はこうやって踊ってたんだなというのを思い出させてくれる。一生の記念になりました。そして、終の信託をやって、バレリーナの頃のように、女優をやっていく決意を感じられました」
それぞれブルーレイ・DVDの見所を訊かれると、
周防監督「ジゼルを観てもらえると、”踊る=演じる”ということが良くわかってもらえると思います。終の信託は、物語だけでなく画面の中の光を見て欲しい。人物にどんな光を当てているのか、一つ一つのシーンの中で光がどう表現されるのか、作り手達の意図にも気付けると思います。実はあまり、というかほぼ誰もまだ気付いていないことが映画の中にはあるので、是非それを見つけて欲しいです」
草刈さん「(ジゼルの)オーディオコメンタリーを聞きながら観てもらえれば、バレエの観方がもっとわかってもらえると思う。踊ってた頃はダンサーが言葉で説明したら駄目だと思っていたから、オーディオコメンタリーなんて絶対にやらなかったけれど、自分の(バレエ)の見方も変わってきたし、もう踊ってないので、これからは(自分も)もっとゆったり観られるようになりたいです。終の信託は映画らしい香りのする作品なので、DVDでもそれを感じて欲しいです」


サイン会や囲み取材も行われ、レポーターの人から「家での上下関係は?」などと突っ込んだ質問にも、監督が「ご想像通りだと思います」と素直に返答すると会場からは笑い声が上がっていました。


夜は移動をして蔦屋代官山さんへ。コチラの店舗はおしゃれだし、静かだし、とても居心地が良い場所でした。監督達もリラックスしてトークを行っていました。

お客様からの質問コーナーもあり、中には『草刈さんが映画監督だったら周防監督に何を演じてもらいたいですか?』というユニークな質問も!
草刈さんが「振り幅があると思うので、けっこう何でも演じられるような気がする」と言うと、周防監督は「役者としては全く自信がないけれど、監督としてはけっこう振り幅があると思うので、次回作を楽しみにしててください」と嬉しい応えが。周防監督、期待しています!

天候の悪い中、銀座でも代官山でも本当に沢山の方が足を運んで下さりありがとうございました!

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