石川県金沢・しいのき迎賓館で開催中の「題字・タイトルデザイナー赤松陽構造 
映画タイトルデザイン展”文字って自由なんだ!”」に、アルタミラのスタッフ一同で
お邪魔して来ました。

まず特設会場に入ると赤松さんが手掛けたタイトルが壁一面に並んでいます。
これだけでも、超有名作品だらけなんですが、それもほんの一部。これまでに手掛けた作品は400本以上にのぼり、その中には、「え!あの作品もなんですか?!」と驚くような作品もあるんです。

会場では、赤松さんが手掛けた作品(もちろんアルタミラ作品も!)や北野作品を編集した特別映像と並び、アルタミラ音楽シリーズの特別映像の上映もされています。
この映像は編集の宮島さんが手掛けています。
本当に余すところなく楽しめる展示会ですねぇ。

さらにこの日は、赤松さんによるワークショップ「文字を自由に書いてみよう」も催されていて、ワークショップの前に行われた赤松さん自身による作品の解説に、皆さん真剣に聞き入っていました。

場所を移して行われたワークショップでは、「書き順など既成概念にとらわれずに、
表現することを楽しんで描く」など、赤松さんならではのアドバイスのもと、
紙(竹で漉いた紙など)や筆(木の枝や古い筆など)も様々なものが用意され、
それぞれが気に入ったものを選んで、好きな言葉を表現していました。

この日は、会場に金沢出身の藤村享平監督(「バルーンリレー」など)や、
映画ライターの鈴木元さんも来場して、終始笑顔の赤松さんが何より印象的でした。

そして夜には、撮影が金沢の大乗寺で行われた縁もあって、周防正行監督作品
「ファンシイダンス」の野外上映会が行われました。この「ファンシイダンス」は
周防監督の商業映画デビュー作で、タイトルはもちろん赤松さんです。
桝井プロデューサー、磯村監督の挨拶もあり、この上映のために飯田橋ギンレイホールさんが35ミリの映写機を運んで、フィルムで観る貴重なひと時を過ごさせていただきました。

「題字・タイトルデザイナー赤松陽構造 映画タイトルデザイン展”文字って自由なんだ!」は、金沢しいのき迎賓館にて、8月18日まで開催中です。
是非、夏休み足を運んでみませんか!