昨年の9月に東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催されました、お二人の対談採録レポートが、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)の公式サイトに掲載されました。
正直、すごく面白くてタメになる!小津監督作品を再度観返したくなる!わくわくする採録レポートですよー!
  
《PFF(ぴあフィルムフェスティバル)公式サイト》より
 
 「21世紀から観る 小津安二郎の映画と空間」(←クリックしてご覧ください♪)
 
 出会いから30年。今、この二人が、海外にも影響を与えた小津映画独特の美術、
 また、映画と映画美術の関係について語ったーーー
  
昨年、2015年9月13日東京国立近代美術館フィルムセンター・大ホールにて、第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)の映画講座シリーズ「映画のコツ~こうすれば映画がもっと輝く~」として、映画監督・周防正行氏と美術監督・種田陽平氏に対談いただきました。
周防監督はデビュー作『変態家族 兄貴の嫁さん』(84)で、敬愛する小津安二郎へ熱いオマージュを捧げています。そして、たった5日間で撮影されたこの低予算ピンク映画の美術を引き受けたのが、当時24歳の種田氏でした。対談当日は、まず『小早川家の秋』(61)がフィルムで上映され、その後に2人が登壇。小津が東宝に招かれて撮ったこのオールスター映画の魅力から、若き周防・種田コンビが奮闘した80年代の思い出話まで、久しぶりに再会した“盟友”の対話は1時間にも及びました。
 
※本テキストは「キネマ旬報」(2016年2月下旬号)掲載のレポートに未収録分を加筆したロングバージョンです。