【日本映画復興賞】は、故山本薩夫監督の発意により「平和と民主主義を守り、戦争に反対し、ヒューマニズムの理念に徹した日本映画の業績」を表彰するために始まり、第三十三回を迎える今年の【日本映画復興奨励賞】に映画「おかあさんの木」の磯村一路監督はじめスタッフ一同が選ばれました。

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磯村一路監督「私は、戦後世代なので、戦争のことは体験としては知りませんでした。助監督達はじめ若いスタッフ達と、戦争をどう描くか非常に悩みました。そうした中、若い助監督達が参考にしたのが戦前戦中戦後と戦争を扱っている映画でした。そうしたこともあり、この映画も、これから若い映画のスタッフ達が参考に見ることがあるかもしれないから、いいかげんなものは撮れないなと、心して作りました。あらためて映画とは、こうした歴史を語り継ぐメディアだということを認識したのと、これからも戦争に関わる映画は作られていくし、自分もそうした立場にいたいと思います」
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東映・須藤泰司プロデューサー「映画「火垂るの墓」のように、これから先も毎年毎年、多くの人に見ていってもらえるような作品にしていきたいです」
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