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2016年9月16日。現在、京橋のフィルムセンターにて開催中の第38回PFFぴあフィルムフェスティバルにて、矢口史靖監督が学生時代の2年半をかけて制作した自主映画「雨女」が上映されました。この作品は、矢口監督のこだわりからDVD化されることなく、映画館に足を運んだ人だけしか見ることが出来ない作品なのです。
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「雨女」は【降りしきる雨のなか、貧乏暮らしの女2人はスーパーマーケットを襲い、キャベツ畑を荒らし、牛をも殺す。ドキュメンタリー、B級ホラー、前衛映画と、ジャンルを混在させ、他者に構わず暴走する2人とともに映画は驚異の疾走をみせる】という、今の矢口作品からは想像もつかない、劇場映画では到底作り得ないであろう、やりたい放題を徹底した自主映画。
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この作品でPFFのグランプリを受賞した際には、表彰式の壇上で審査委員の篠田正浩監督から「君は社会性を身につけないと、この先続かないよ」とまで言われたそうです。矢口監督は劇場映画を撮るようになって、篠田監督の言葉の意味を実感するようになったそうです。
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念願のグランプリを受賞して壇上で怒られるという経験をし、撮影当時の壮絶な制作秘話まで明かした矢口監督。近年の劇場映画の舞台挨拶の時とはちょっと違う、映画青年・矢口史靖の顔が垣間見られる楽しいトークショーでした。
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矢口史靖監督といえば、PFF出身のスター監督。上映後には観客の人たちの熱心な質問に応えたり、サインをしたりと、サービス精神も旺盛にしっかり社会性も身につけてPFFに帰ってきた矢口監督でした。
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「雨女」は、明日17日も19時から、京橋のフィルムセンターにて上映いたします。この機会を逃すと、いつ観れるかわかりません!もう観れないかも?!是非、劇場に足を運んで御覧ください!!

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