10月27日(土)に、新宿シネマカリテで『心魔師』公開初日舞台挨拶が行われました。なんと客席は満員御礼が出るほどの賑わいで、この日に合わせて中国スタッフの皆さんも来日してくださり、日本のキャスト陣と一緒に登壇しました。そのため会場では様々な言語が飛び交い、まるで国際映画祭のような雰囲気でした。

登壇者は、監督の今野恭成さん、主演の生津徹さん、真崎かれん さん、出演者の陳懿冰(チェン・イビン)さん、中国プロデューサーの劉(リュウ)さん、何(カ)さん、張丹妮(チョウ・ダンニ)さん。司会は本作プロデューサーの土本貴生が務めました。

 

監督の印象について聞かれた萱伊役の陳さん。

〈今回、陳さんは英語で挨拶を行い、生津さんが通訳を買って出てくれました。〉

 

陳 厳しい。(以下英語通訳)初めて日本の方たちと映画を作る機会でしたので、撮影中色々なことが凄いスピードで進んでいって、監督は日本語で喋るし日本語があまり喋れない私には、それがちょっと難しくて。監督は私が理解していると思っているのがすごく伝わっていたので、色んなことを自分でクリアにしていかなければならないことが多かったです。

 

今回、日本のアルタミラピクチャーズと共に制作をした中国のプロデューサーである劉さん、何さん、ダンニさんもコメント。

 なぜ日本で映画を撮ろうと思ったのか?

 

劉 こんばんは。はじめまして、宜しくお願いします。(以下中国語通訳)皆さんこんばんは。劉雨星(リュウ・ウセイ)と申します。この映画製作の理由を簡単に申し上げます。私は小さい時から日本の映画が好きで、大学に入ってからも専門は映画製作でした。大学を卒業してから自分の事務所を作り映画の製作に従事して参りました。それからその間に中日両国合作の映画ができればと願っていました。この機会でちょうど中日合作の映画ができたのでとても嬉しく思っております。また新たな中日合作映画の分野で新しい何かができればと思っています。

 

ダンニさんが『心魔師』監督に今野監督を指名。なぜ今野監督を選んだのか?

 

ダンニ もともと(今野監督とは)東京藝大の大学院の同期生でした。あの時も一緒に組んで色々短編とか作品を作りました。今野さんとは卒業して色々日本の厳しい現場も一緒にやって、なんていうのか。映画に、ほんとに情熱を持っている監督さんです。そして北京に帰って劉さんと何さんと出会って、そういうチャンスがあると。じゃあ一緒にやってみましょうって感じでこの企画が実現しました。

 

今後も期待のプロデューサーたち、何さんもひとこと。

 

何 こんばんは。(以下中国語通訳)今回中日合作の中で、日本の方の映画に向ける情熱に非常に感心しております。またこのプロセスの中においてそのことが大変勉強になりました。これからも皆さんの仕事に対する、あるいは映画に対する情熱と精神を学び、中国でもいい映画ができればと願っています。

 

最後に真崎さん生津さん、陳さんもコメント。

 

真崎 今日から全国でこの映画が広がっていくと思うんですけども、一度見たら多分「ここはどういう意味なんだろう」と思うところもたくさんあると思うし「もっと知りたいな」と思うと思うので、ぜひ何回も見て色んな人に勧めていただきたいなと思います。

 

生津 そうですね、そういったおもむき(ネタバレ禁止)の映画ではございますけども、あまり構えずに、話の中で起こっていくことをひとつひとつ大切に追っかけていっていただけたらなと思っております。

 

陳 (英語通訳)日中合作ということで非常に興味深い作品になっていると思います。とても楽しみましたので皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。

 

会場には、出演者の阿部翔平さん、伊東由美子さん、折笠慎也さんも駆けつけてくれました。

 

 

 

 

今後も日替わりゲストによるトークショーが続々と決定しておりますので、是非お近くの劇場でご覧ください!

 

『心魔師』オフィシャルサイト http://shinmashi.com

《新宿シネマカリテ》トークイベント情報 http://qualite.musashino-k.jp/news/5694/

《横浜シネマリン》トークイベント情報 https://cinemarine.co.jp/shinmashi/