映画『オース！バタヤン』撮影快調！
- 2007年11月14日
- バタヤン
バタヤンこと田端義夫さんが2005年10月1日に行った大阪松竹座でのリサイタルの撮影から始まり、2006年4月9日に母校である大阪市立北鶴橋小学校で行われたコンサートの模様を中心に、現在の音楽活動の様子やインタビューを交えた音楽ドキュメンタリー映画『オース！バタヤン』の製作が快調に進んでいます。
2006年11月2日には、田端さんのレコーディング風景を撮影するため東京都文京区にあるキング関口台スタジオにお邪魔しました。
そして映画製作を記念して田端さんが52年間愛用しているギターを完全コピーして製作した“バタヤンモデル特別仕様ギター”が完成し、そのお披露目と長年の音楽活動を讃え田端さんへの感謝の意を込め込めた贈呈式を行いました。
“バタヤンモデル特別仕様ギター”は田端さん愛用ギターの形をそっくりそのまま再現したものですが、実はもう一本、形だけでなく傷や塗装のはがれまでも完全に再現した“バタヤンモデルレリックバージョン”が存在します。これらのギターを作ってくれたのは横浜でエルモアというギターショップを経営している井沼満さんというギター職人の方です。レリックバージョンの方は田端さんから愛用ギターの実物を半年もの間お借りして作ったというだけあって、その精巧な仕上がりには田端さん本人も見分けがつかない程でした。
また、ピカピカの“バタヤンモデル特別仕様ギター”をご覧になった田端さんの反応はというと、「いつのまに新しくなったんや」と驚きの表情を浮かべていました。
“どっきりカメラ”のつもりは全く無かったのですが、田端さん驚かせてすみません。これからは新しいギターも使って頂けるようスタッフ一同願っております。
田端さんは若い頃ディック・ミネさんがギターを弾く姿を見て、「これは女性にモテるな」と思い自分もギターを弾いて歌おうと思ったそうです。最初はギターも手作りのものを使い演奏も独学というから驚きです。そして1954（昭和29）年、現在使っているギターと出会います。その愛用のギターをまじまじと眺め“今までの俺の現場を全部見てるんだ！”と愛おしそうに語る田端さんの姿が印象的でした。