3月2日、ユナイテッドシネマ豊洲にて若手映画育成作家プロジェクト作品の上映が行われ、各監督と映画パーソナリティの襟川クロさんによるティーチインが行われました!

満席で迎えたユナイテッドシネマ豊洲の初日。
各監督は初めての一般のお客様へのお披露目に少々緊張しながらの舞台挨拶となりました。

『半径3キロの世界』で母を亡くした少年の心情を切実に描いた菊池清嗣監督は
「これからも人に寄り添った作品を撮っていきたい。(今回はギャラはなかったので)
ギャラのもらえるような商業映画の監督になりたい」と意気込んでいました。

『カサブランカの探偵』で新人監督らしいアーティスティックな感性を見せた小林達夫監督は「現場での監督としての自分はもっと怖いです!」と、監督の持つ温和なイメージを払拭させるかのように?現場での鬼監督っぷりをアピールしていました。

『んで、全部、海さ流した。』で監督の故郷でもある石巻をフィルムにおさめた
庄司輝秋監督は「フィルムで撮ることで、自分のできないことが明確にあり、それらを他者に委ねるということ学んだ」とまさに35ミリフィルムでしか体験しえなかったことだと語っていました。

このプロジェクト史上発のミュージカル映画を完成させた『ラララ・ランドリー』の鈴木研一郎監督は「(今まで自主映画でやってきて)知らなかったことへの答えがたくさん見つかった」と自身のステップアップにつながったと、もっとたくさん感想をください!と観客の皆さんに呼びかけていました。

プリンを食べたくなる映画!?である『プリンの味』の畑中大輔監督には、
主演の金井光翔くんがお祝いにかけつけてくれました。

光翔くんの「大きい画面で(自分の姿が)見れて嬉しかった」との発言に場内が和み、
畑中監督も「自分の家族を思い出して見てもらえたらな」というほっこりした雰囲気で舞台挨拶は終了するかと思いきや、
「私的に順位をつけたので是非とも発表させて下さい!」と客席のご婦人が一言。
1位『プリンの味』2位『半径3キロの世界』3位『んで、全部、海さ流した。』
4位『カサブランカの探偵』5位『ラララ・ランドリー』・・・だそうです。
心中穏やかだったりそうじゃなかったり、と波乱の舞台挨拶となりました。
この5作品は3月2日(土)から8日(金)までユナイテッドシネマ豊洲にて上映中です!
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