6月23日、大阪・ミナミの道頓堀ホテルで田端義夫後援会の催しが行われました。
一昨年には後援会長の山本泰道さんが亡くなられ、
今年4月には田端義夫さんが亡くなられてしまい、
今回は山本会長とバタヤンを偲んでの催しとなりました。
総勢45名の熱心なバタヤンファンが全国津々浦々から集りました。
 
そして、ゲストとしてバタヤンの長男の義継さんと娘の紗穂里さんが参加されました。
冒頭でお二人の挨拶が行われ、自由な感じで父親としてのバタヤンについて語られました。
鼻歌まじりにまめに掃除をしていたというバタヤン。
その歌は♪波の背の背に〜の「かえり船」だったそうです。
どうして「玄海ブルース」じゃないのかと問うと、それじゃテンポが合わなかったそうで、
やはり掃除する時には「かえり船」のテンポが一番やりやすかったそうです。
 
そして、しばしの歓談であちらこちらのテーブルでバタヤンの話で盛り上がった頃、
田端家に残されていたコンサートの映像資料の中から
1時間程度に厳選して編集したものの上映が行われました。
曲が終わるごとに拍手が起こり、声援も送られ、
宴会場はまるでコンサート会場のような雰囲気に変わりました。
そして最後は緞帳の後ろにバタヤンが消えていく姿に皆さん涙、涙でした。
 
その後は、娘の紗穂里さんがバタヤンの愛用していたアコーステックギターを片手に
「島育ち」を披露。後援会の皆さんはまるで孫娘を見るかのように暖かく見守りながら
耳を傾けていました。あっという間の3時間。
名残つきない、果てしない感じでバタヤンファンの集いは幕を閉じたのでした。