7月27日、名古屋・シネマスコーレで「オース!バタヤン」初日を迎えました。
名古屋はバタヤンにとってもゆかりのある土地。
子供の頃に薬屋、菓子屋、鉄鋼所と丁稚奉公をし、歌手となるきっかけとなったアマチュアコンクールで優勝したのもこの土地でした。そして映画製作中、バタヤンを追いかけ最後に撮影したのも名古屋で行われた歌謡ショーでした。ちなみに内田勘太郎さんのインタビュー場所も名古屋・今池のライブハウス「りとるびれっじ」さんです。
 
上映前と上映終了後には、バタヤンの長男である田畑義継さんに東京からお越し頂き、
舞台挨拶をして頂きました。上映中に映画をご覧になっていた義継さんですが、上映後の
挨拶では “映画を観るとおやじに会えるので、毎回観るたびにポロッときてしまう”と
涙ぐみながら話して下さいました。

7月3日に行われたお別れの会にはバタヤンを偲ぶ大勢の方々が集まりましたが、
義継さんはそこで改めて自分の父親の偉大さを知ったそうです。
そして、父親はなくしてしまったけれども、
バタヤンという存在は未来永劫残ると確信したと言います。

そして、バタヤンに代わって、バタヤンの相棒が登場しました。
バタヤンが60年近く愛用したギターです。
義継さんが東京から連れて来てくれ、名古屋の観客の皆様にお披露目されました。