映画作りの真髄を語る

さる7月19日、広島県・呉市で行われた全国映連主催「第46回映画大学」にて周防正行監督と映画タイトルデザイナーの赤松陽構造さんの講演が行われました。この日の第一講目に登場した赤松さんは、映画タイトルが出来るまでの過程を手掛けた主な作品をスクリーンで上映しながら解説。さながらメインタイトルの一挙上映といった壮観な映像が展開されました。客席で観ていた周防監督も「メインタイトルだけでこれだけ楽しめるとは!」と感激。最後にこれから公開の「舞妓はレディ」のメインタイトルも特別に公開され、数秒ながら参加者の笑いを誘い、新作への期待度の高さを実感。

赤松さんに続いて登壇した周防監督は、「周防正行の映画の作り方」と題して講演しました。監督した作品は、すべてにおいて<驚き>が原点となり企画がスタートし完成しているという。そして常に数多くのスタッフにイメージを委ねて映画を作り上げていく過程を旧作、新作のエピソードを交えて紹介しました。

壇上には、「舞妓はレディ」の懐かしの手書き映画看板が掲げられ監督を歓迎しました。

講演する赤松陽構造さん