弊社の代表である桝井省志編著による書籍「映画プロデューサー入門」が東京藝術大学出版会から出版されました。
本書の中では日本のインディペンデント映画で活躍するプロデューサー20人にインタビューを敢行したドキュメンタリー映画「プロデューサーズ」の完成台本採録。
20人の中でも岡田裕、佐々木史朗、伊地智啓の三氏に関しては映画で紹介出来なかった貴重な話を含めて完全掲載しています。
また編著者による謎の犬との対談形式による映画プロデューサーとしての軌跡も読み応え十分です。
是非お買い求め下さい!

 

「映画プロデューサー入門」書籍紹介東京藝術大学ホームページより引用)

『Shall we ダンス?』はじめ多くの良質な娯楽映画を世に送り出し続ける映画プロデューサー桝井省志の編著による本書は、当初、映画専攻の学生のための副読本として企画された。

が、映画プロデューサーという仕事を懇切丁寧に説くマニュアル本を期待すると、豈図らんや、肩すかしを喰らう。著者の真意は、「独立プロのススメ」にあるのだ。真の意味で映画をプロデュースするとは、つまり映画プロデューサーという仕事は、自らプロダクションを起こしてこそ為されるべきものだと言う。大所帯の映画製作現場を仕切る上でのあらゆる制約とリスクを一身に引き受けて、自ら汗を流し、時には冷や汗、時には己を捨てて憂き身を窶す無職渡世人になる覚悟があるか?と、映画制作を志す若者達に問いかける。そして、独立プロダクションのプロデューサーにこそ誰にも知ることのできない映画作りの楽しさや喜びがある。

そんな著者の持論を展開するべく、本書は、現役二十名の独立プロのプロデューサー達の生の声が核となっている。特に、70年代邦画大手5社体制の崩壊後から現在まで日本映画を支えてきた独立プロの雄、岡田裕、伊地智啓、佐々木史朗の三氏のロングインタビューは、プロデューサーという因果な憂き身を託ちつつ、多くの作品と才能に出会ってきた自負に満ちている。その数々の製作裏話は、ハードボイルドな暗黒小説さながらだ。映画研究者である佐伯知紀氏は、映画史的視点から日本の独立プロについて、入門者にもわかりやすく説明する。

また、特別読み物と称して、著者の大映入社からアルタミラピクチャーズを立ち上げ現在に至るまでを語った架空対談は、やたら映画に詳しい謎の放浪犬・映犬さんと桝井氏の掛け合いで、軽妙にして笑いを誘う。いわば、「こんな落ちこぼれでもどうにか映画プロデューサーをやっているのだから、君達にもできる!」という著者ならではの「落ちこぼれのススメ」だ。巻末付録の映画製作部基本心得三十箇条は、撮影現場で役立つこと間違いない。常に携帯されたし。

小難しいことは何一つも書かれていない。気のむくまま気軽に読める「映画プロデューサー入門」となっている。


編・著者
桝井省志 (ますいしょうじ)
映画プロデューサー
東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻プロデュース領域教授
アルタミラピクチャーズ/アルタミラミュージック代表取締役

(プロフィール)
上智大卒。大映プロデューサー時代に『シコふんじゃった。』(92)を手掛ける。
1993年、磯村一路監督、周防正行監督とアルタミラピクチャーズを設立。『Shall we ダンス?』(96)、『がんばっていきまっしょい』(98)、『ウォーターボーイズ』(01)、『スウィングガールズ』(04)、『それでもボクはやってない』(07)、『ハッピーフライト』(08)、『ロボジー』(12)、『終の信託』(12)、『舞妓はレディ』(14)など劇映画をプロデュース。また『タカダワタル的』(04)など音楽ドキュメンタリー映画も数多く手掛ける。
最近作は、後閑宏監督『プロデューサーズ』(16)、矢口史靖監督『サバイバルファミリー』(17)、万田邦敏監督『シンクロナイザー』(17)。エンタテインメントとアートの垣根を越えた映画製作を行なっている。

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著者:桝井省志
定価:本体1,800円+税
ISBN:978-4-904049-54-9 C0074
発行:2017年3月31日

お問い合わせ:東京藝術大学出版会 TEL:050-5525-2026