現在、京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにて「特集・逝ける映画人を偲んで 2015-2016」が開催されています。

惜しくも2016年3月に52歳という若さで逝去された 寺田緑郎さんは、撮影助手として『解夏』(2004/磯村一路監督)、『スウィングガールズ』(2004/矢口史靖監督)を。

撮影として、周防正行監督作品『ダンシング・チャップリン』(2011)、『終の信託』(2012)、『舞妓はレディ』(2014)を担当してくださいました。

今回はその寺田さんが、第56回三浦賞(新人撮影監督賞)を受賞された『終の信託』が上映されます。

この作品で、江木(役所広司さん)と同室だった患者・橋本俊雄役を演じた 角谷栄次さんも2016年2月にご逝去されました。謹んでお悔やみ申し上げます。

 

是非、大きなスクリーンでご覧くださいませ。

下記、【東京国立近代美術館フィルムセンター 公式サイト】より抜粋させていただきます。

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終の信託(144分・35mm・カラー)

  • 2017年9月3日11:00 AM@大ホール
  • 2017年9月8日12:30 PM@大ホール

2012(フジテレビ=東宝=アルタミラピクチャーズ)

(撮)寺田緑郎(出)角谷栄次

(監・脚)周防正行(原)朔立木(美)磯田典宏(音)周防義和

(出)草刈民代、役所広司、浅野忠信、大沢たかお、徳井優、細田よしひこ、中村久美、矢柴俊博、畠山明子、古河耕史、大村彩子

女医の綾乃(草刈)は、心肺停止状態になった患者の江木(役所)から人工呼吸装置を外す。数年後、彼女は行為の正当性をめぐり、殺人罪に問おうとする検事(大沢)と激しく対決する。

周防監督のほか、石井隆監督との仕事でも知られる撮影の寺田緑郎は、本作で優れた新人撮影監督を顕彰する三浦賞を受賞した。ニュープリントでの上映。