9月16日、青山のシナリオセンターにて周防正行監督による講座「周防監督の根っこ」が開催されました!毎作品の恒例となりつつあるこの講座ですが、こちらも恒例ながら、満員御礼を頂きました。

たくさんの人で埋め尽くされた会場は、周防監督のワザを少しでも盗もう!というメラメラした野心がたぎっていました。

周防監督のシナリオの決め手・・・
ルールに基づいてシナリオを書く!だそうです!
「舞妓はレディ」は一人一曲歌を歌う。
確かに、主要なキャストさんは一曲必ず歌ってらっしゃいます。
その歌からストーリーや絵が生まれてきたそうです。
なるほど!確かに、上白石萌音さんの「私の夢」や富司純子さんと上白石萌音さんの「夜の終わりに想う歌」などなど、情緒溢れていました。
しかしここで周防監督からの悲しいお知らせ・・・
渡辺えりさんの曲がカットになってしまったとのこと。
この曲はかつて可愛らしい舞妓だった頃の渡辺えりさんを描いた歌だそうで、いつかDVD特典で・・・!と力説されていました。
 
受講者さんたちからもたくさんの質問が寄せられました。
「作品を撮ってないとき何しているんですか?」「この作品で何を伝えたかったのですか?」「いつまでたっても面白いシーンはどうやったら作れるのですか?」などなど。
ちなみに、こちらの質問
「いつまでたっても面白いシーンはどうやったら作れるのですか?」について・・・
「好きな映画を何回も何回も見て分析せよ」
との周防監督のお言葉に、受講者の大半がペンを走らせていました。

1時間半にわたる濃密な講座終了後、
ほっとした周防監督の元にサインを求める長蛇の列が・・・!
周防監督も嬉しい悲鳴をあげていました。